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新人BLOG

凱旋門賞と海外競馬

2025-10-10
みなさんこんにちは!もっちです。
気がつけば10月、いよいよ秋競馬シーズン真っ盛りですね!そして競馬ファンにとってこの時期最大のイベントといえば…そう、フランスで行われる「凱旋門賞」です。今年も3頭の日本調教馬(アロヒアリイ、ビザンチンドリーム、クロワデュノール)が世界の舞台に挑むわけですが、今回はこの凱旋門賞をきっかけに「海外競馬」について少しお話ししてみたいと思います。
海外競馬の歴史
近代競馬のルーツをたどるとイギリスに行き着きます。18世紀に第12代ダービー卿エドワード・スミス・スタンレーらによって創設された「エプソムダービー」は世界中の競馬に影響を与え、日本でも東京優駿(日本ダービー)は全てのホースマンの夢と呼ばれるほど特別な意味を持ちます。
一方で、かつて盛んだった国の競馬が衰退してしまった例もあります。例えばイタリアは、日本の競馬ファンでもよく知っているトニービンなどを輩出した歴史を持ちながらも近年は勢いを失い、国際舞台での影が薄くなってきてしまいました。長い歴史を誇る競馬が無くなっていくのは一ファンとしてとても寂しいです。


世界の競馬とその特徴
競馬が衰退していく国もあれば、今なお競馬が盛んに行われている国もたくさんあります。
ここでは現在でも競馬が続いている国からいくつかを紹介したいと思います。 」

フランス・イギリス:洋芝競馬の本場。フランスのロンシャン競馬場で行われる凱旋門賞は「世界最高峰の芝レース」とされ、これまで多くの日本調教馬が挑んできました。しかし3頭の馬が2着に入ったのが最高順位で、凱旋門賞の制覇は依然として日本競馬の悲願とされています。 

アメリカ:ダート競馬の本場。ケンタッキーダービーをはじめとする三冠競走が有名で、多くの日本調教馬がアメリカのダートG1に挑んできましたが、勝利を挙げた馬はたったの一頭しかいません。 

香港:香港は短距離戦で世界的に強く、現在も世界トップクラスの馬を輩出しています。 

こうした違いを知ると、同じ「競馬」でも国ごとにまるで別のスポーツのように感じられるのが面白いところですね!
世界で輝いた日本調教馬
日本調教馬はこれまで何度も海外に挑戦してきました。ここでは海外に挑戦した日本調教馬の中から個人的に好きな馬を2頭ご紹介したいと思います。

・シーザリオ
既に私のブログで何度か登場しているシーザリオですが、この馬も海外G1に挑戦した馬の一頭です。
シーザリオは2005年にアメリカンオークス(芝2000)に挑戦し、日本調教馬として初めてのアメリカG1勝利という偉業を達成しました!残念ながらシーザリオはこのレースを最後に怪我で引退することになりましたが、引退後もお母さんとして何頭もの名馬を輩出し、今なお競馬ファンの記憶と血統表に名を刻む名馬になりました。

・マルシュロレーヌ
マルシュロレーヌはアメリカのダートG1を初めて勝利した日本調教馬で、この偉業を達成したのは現在のところ彼女一人だけです。マルシュロレーヌは2021年にBCディスタフ(ダート9ハロン)に勝利しました。前述の通りアメリカ競馬はダートの本場であり、この勝利は世界中に衝撃を与えるとともにマルシュロレーヌの名を日本競馬史に刻むことになりました。

ここでは個人的に特に好きな馬を紹介しましたがこれは本当にほんの一部なので、興味を持った皆さんはぜひご自身で日本調教馬の海外挑戦の歴史を調べてみてください!


ということで、今回は凱旋門賞を前に「海外競馬」についてご紹介しました。日本競馬だけでなく海外の競馬を知ることでさらに奥深さを感じられるはずです。
今週末はいよいよ凱旋門賞!今年はどんなドラマが待っているのか、今からとても楽しみです。

それでは今回はこの辺で!ここまで読んでいただきありがとうございました!
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